「怒る」と「叱る」の違いって何?

こんにちは。子どもたちが自ら考え、学び、行動する自立型学習の教室・Credo(クレド)を大田区久が原でしています小澤珠美です。

「怒る」と「叱る」の違いって何でしょう?

「怒る」と「叱る」の違いって何でしょう?
みなさんは意識して使い分けていますか?
「怒る」というのは不満や不快なことがあって、我慢できない気持ちを現します。
自分の感情のまま、感じている憤りや怒りをそのままお子さんにぶつけている状態ですね。
一方、叱るというのは相手に対して注意を与えるイメージ。
そこには発信者の想いはあっても、「瞬間湯沸かし器」のような感情はありません。

ある日、お子さんが宿題をやってこないと塾の先生から電話があったとしましょう。

塾の先生からの電話の内容は下記の通りです。
「最近、算数の宿題が最後まで終わっていないことが何回かあったんです。
お母さんからも声をかけてもらえませんか。」
それを聞いたA子ママは、こんな風にお子さんに言います。
「今日塾の〇〇先生から電話があったわよ。宿題やってないって。
いつも宿題は終わったって聞いたら、いつももう終わってるって!
テレビばかり見ているじゃない!
嘘ついてたの?
もう6年生なのに宿題をやっていかないなんて!
そんなんだったら、塾に高い月謝を払っている意味がないじゃない!」
ちょっとオーバーかもしれませんが、みなさん似たような経験があるのではないでしょうか?

こうなると怒りのマシンガントークは止まりません。
そして、お子さんは黙り込むか、反発するか、あるいは逃げてしまうかもしれません。
また、その会話を聞いていたパパが「そんなんだったら塾なんかやめちゃえ!!!!」なんていうかもしれません。

お子さんが思考する余裕をつくってあげれば改善しようとする行動が始まる

では、B子ママのケースを考えてみましょう。
「今日塾の〇〇先生から電話があったよ。最近、算数の宿題が最後まで終わってない日があるって言ってたよ。何かあったの?」
コミュニケーションっておもしろいですね。
同じ塾の先生からのメッセージに対して、A子ママのコミュニケーションも、B子ママのコミュニケーションも起こり得ます。
同じママでも、A子ママにもB子ママにもなる可能もあるでしょう。
B子ママのコミュニケーションなら、お子さんはどんな風に答えるでしょうか。
宿題を終わらせないことは、よくないこととお子さんもわかっています。
だから感情をぶつけなくても、お子さんが思考する余裕をつくってあげれば改善しようとする行動が始まります。
でも、B子ママにも「え~???宿題は全部終わったって言ってたのにぃ。」という心の声があるかもしれません。
そんな声もいったん脇に置き、お子さんの声に耳を傾けているのがB子ママなのです。

うちの6年生の子達はよく冗談で「珠先生は心や内面をえぐるからこわい」といいます。昔は怒鳴るなどして、威嚇したこともありました。
最近は本当に伝えたいことがある時は、子どもの心の声を聞きながら話をします。できるだけシンプルな言葉で「どうしたいの?」「いまどんな気持ち?」
そんな会話を繰り返していると子どもたちは自分で答えを見つけてきます。なかなか感情や気持ちを声に出せずに、抱えていた子どもたちは時に涙しながら、自分の言葉で語りだします。そんな時に出てくる答えは、とても前向きなもの。

だれかに言わされている訳でも、勉強をさせられているわけでもなく、自分のこととして学びを始めます。でも、1度そんな時間を作ればいいというわけではありません。
1回で変わらないからダメなんてこともありません。「あれ?ちょっと勉強に対して後ろ向きになってるな」と感じた瞬間に、またそんな時間を作る。そして、それを繰り返しています。

定期的コーチングセッションによりお子さんの心の言葉を私たちコーチがしっかり聴きながらお子さんの学習をサポート

Credoの自立型学習では定期的に上記の様なコーチングセッションをお子さんとしていきます。お子さんの心の言葉を私たちコーチがしっかり聴きながらお子さんの学習をサポートしていきます。

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