「目標100点!」の前にあるものは?
皆さんこんにちは。クレド久が原です。
今回は、「目標」についてお話ししたいと思います。
子どもは、学校でも塾でもよく「目標100点!」と言います
そこで、なぜ100点を目指すのか考えてみると、「目・・」があることに気付くと思います。
「~のために」を意識する
先程の、「目・・」ですが、もうお分かりですね!
はい。「目的」です。
目的は、「何のために」と言い換えることもできます。
学年が低い子どもの場合、100点を目標に頑張る目的は・・・
「褒められるため」、「お小遣いをあげてもらうため」、「好きなものを買ってもらうため」などもあるでしょう。
それが、高学年になると、それらに加えて「中学受験に合格するため」が加わると思います。
ただ、純粋に「良い成績をとるため」というのもあるでしょう。
中学生、高校生になると「志望大学に合格するため」、「留学するため」、「希望の職業に就くため」、「安定した企業に入るため」等々が出てくると思います。
行き詰まった時の考え方
とは言っても、常に全ての子どもたちが目的意識をもって勉強に向かうことができるとは限りません。
御家庭でも、学校でも、塾でも「がんばれ!」と励ましても、それが負担になる子どももいます。
その場合は、何を言っても反発されると思います。
ただ、それでも大丈夫です。イライラを出せる間は。
安心できるからイライラをぶつけられるのです。
お子さんに反発されたら、そっとその場を離れましょう。
そのような状態に陥る子どもたちの一つの傾向として、「親のために」、「先生のために」頑張り過ぎて疲れている面があります。
喜んでもらいたいと思っているのです。
それで結果が出ないからもどかしくて、どうしてよいか分からなくなってしまう。
そんな時には、「自分のため」に、「自分が幸せになるため」に勉強するのだと伝えてみましょう。
自分のためが人のため
まずは自分のために頑張るのです。そこに意識が向けば、少々の辛さは乗り越えられるようになります。また、やるもやらないも自分に跳ね返ってくるということが身に染みて分かるようになるのです。
その頑張る姿を見て、結果はどうであれ、支援する保護者の方や先生たちも嬉しくなります。
自分のためが人のためなのです。
当然、「誰かのために」と思って頑張れる子どもたちもいます。他者に感謝の気持ちをもって、それをエネルギーに変えてものすごい力を出す子どもたちを、私は見てきました。
しかし、それは子どもの経験によるところが大きいように思います。
よって、子どもたち一人一人の性格等を見極めて支援・指導する姿勢を変えていくことが、私たち大人に求められているのだと思います。
塾も「地域」の一員でありたい
クレド久が原では、学力だけではなく、自己と向き合う力も子どもたちに付けていきたいと考えております。
「目標100点!」も素晴らしいことです。
それに加えて、「私は自分が〇〇する(なる)ために100点を目指します!」と言えるような姿勢を子どもたちが身に付けていけるように努力していきます。